【書評】個人投資家のバイブル!『敗者のゲーム』から学ぶ「負けないため」の鉄則

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こんにちは!「わくわくライフブログ」のヤコジ(@yakozi_wakuwaku)です。

皆さんは、資産運用をしていて「もっと利益を出したい!」「暴落が怖くて売ってしまった……」なんて悩んだことはありませんか?

情報が溢れる現代、どの株を買えばいいのか、いつ売ればいいのか、考えれば考えるほど迷宮入りしてしまいますよね。

そんな「投資の迷子」になっている方に、ぜひ手に取ってほしい一冊があります。

それが、世界中で読み継がれている名著、チャールズ・エリス著『敗者のゲーム』です▼

Amazon.co.jp: 敗者のゲーム[原著第8版] (日本経済新聞出版) eBook : チャールズ・エリス, 鹿毛雄二, 鹿毛房子: Kindleストア
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敗者のゲーム[原著第8版] [ チャールズ・エリス ]
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本書を読み終えて、私自身の投資に対する考え方がガラッと変わりました。今回は、忙しい皆さんのために、本書のエッセンスを4つのポイントに凝縮してご紹介します!


そもそも投資は「勝者のゲーム」ではない?

本書のタイトルにもなっている、最も衝撃的な考え方がこちら。

1.投資は「敗者のゲーム」である

本書では市場をテニスの試合に例えています。プロのテニスプレイヤーの試合は、自ら鋭いショットを決める「勝者のゲーム」です。

しかし、私たちアマチュアのテニスは、「先にミスをして自滅した方が負ける」=「敗者のゲーム」なんです。

これは非常に痛感していて、中学生当時バレー部に所属していたのですが、とにかく凡ミスを減らすこと(サーブをネットに引っ掛ける、レシーブでセッターにボールを運べない等)を教え込まれました。中学生部活レベルだと、相手チームのミスで点を拾えることがよくありましたね。

 

現代の株式市場もこれと同じ。

今はAIや超エリートのプロたちがひしめき合っている世界です。そこで無理に「裏をかこう」「出し抜こう」と動くと、高い手数料を払ったり、判断ミスをしたりして、結局資産を減らしてしまいます。

「勝とうとしないこと。ミスをしないこと」

これが、私たち個人投資家が勝つための最大の近道なんです。


結局、何に投資すればいいの?

「プロに勝てないなら、どうすればいいの?」という問いに対し、著者は明確な答えを出しています。

2. インデックス運用が最強の戦略

結論から言うと、「市場全体にまるごと投資するインデックスファンド」を選ぶのが一番賢い選択です。

「でも、プロの投資家は頭もいいし、専用のシステムも持っているでしょ? 彼らに任せた方が安心じゃない?」と思うかもしれません。しかし、現実はその逆なのです。

なぜ「プロ」が市場に勝てないのか?

本書では、プロが勝てない驚きの理由が語られています。

  • 敵は「自分たち自身」だから: 昔の株式市場は、情報通のプロが素人(個人投資家)から利益を得る場所でした。しかし現代は、取引の90%以上をプロ同士が行っています。つまり、「天才たちが、別の天才たちと必死に競い合っている」状態です。みんなが同じように最新情報を瞬時に分析するため、株価に隙がなくなり、誰か一人が勝ち続けることが不可能になってしまったのです。
  • 「平均」を維持するだけで精一杯: プロの集団が市場そのものを作っている以上、理論上、彼らの平均リターンは「市場平均」と同じになります。そこから後述する「コスト」を引くと、どうしても市場平均に勝てなくなってしまうのです。

投資の成果を削り取る「目に見えないコスト」

投資の世界では、「コスト(手数料)」こそが最大の敵です。著者のエリスは、アクティブファンド(プロが銘柄を選ぶ投信)の手数料がいかに高いかを鋭く指摘しています。

  • 「たった1%」の恐ろしさ: 「信託報酬1%」と聞くと安く感じるかもしれません。しかし、仮に市場の成長率が5%だとしたら、そのうちの1%を毎年持っていかれるのは、「利益の20%」を税金のように取られているのと同じです。
  • 運用を任せるだけで資産が減る: インデックスファンドなら手数料(信託報酬)は0.1%以下で済むことも多いですが、アクティブファンドはその10倍〜20倍かかることも。30年という長期で計算すると、この手数料の差だけで、最終的な資産額に数百万円、数千万円の差が出てしまうことも珍しくありません。

あれこれ個別株を分析したり、高い手数料を払ってプロに頼んだりするよりも、「何もしないで低コストなインデックスを持つ」。これが、私たち個人投資家がとれる最も効率的で、自由な時間を最大化できる戦略なんです。個別株を分析する時間を、家族との時間や趣味に充てられるのも、インデックス運用の大きなメリットですよね。


暴落が怖くて動けない人へ

投資をしていると、必ず「相場が悪くなる時期」がやってきます。

3. 「稲妻が輝く瞬間」を逃さない

本書で特に有名なのが、この「稲妻が輝く瞬間」という言葉です。

株価が劇的に上昇する数日間は、いつやってくるか誰にも予測できません。

「暴落しそうだから一度売って、安くなったらまた買おう」……そう考えて市場から離れている間に、この「稲妻(急騰の日)」が過ぎ去ってしまったら?

結果として、ずっと持ち続けていた人よりも、収益率はガクンと下がってしまいます。

大切なのは、相場が良い時も悪い時も、常に市場に居続ける(Time in the market)こと。嵐の夜も、じっと耐えて稲妻を待つ忍耐力が必要なんです。

こちらのSBI証券のページに「稲妻が輝く瞬間」について分かりやすく説明されていますので、興味がある方は是非読んでください▼

SBI証券|株・FX・投資信託・確定拠出年金・NISA

感情に振り回されないために

投資で一番の敵は、実は市場ではなく「自分自身の感情」です。

4. 投資方針書(IPS)を作ろう

暴落した時の「恐怖」や、急騰した時の「強欲」。

これらに打ち勝つために、著者は「投資方針書(自分との約束事)」を書いておくことを推奨しています。

  • なぜ投資をしているのか?(目標)
  • どのくらいのリスクなら耐えられるか?
  • 資産の配分はどうするか?

あらかじめルールを決めて紙に書いておくことで、心が揺れ動く「嵐の時」でも、冷静に航路を守り抜くことができます。

少し投資に慣れてくると、高配当株や不動産投資が気になってしまい、目移りしてしまいますよね。僕も高配当株はとても気になっています。しかし、本書を読むとインデックス投資が一番確実で最良の方法であることが分かるはずです。最初に決めた「インデックスファンドを買い続ける」ことを徹底しましょう!


まとめ:私たちが今日からとるべき行動

『敗者のゲーム』を読んで、私が心に刻んだアクションプランがこちらです!

  1. 市場に勝とうという野心を捨てる!
  2. 広く分散された低コストのインデックスファンドを信じる。
  3. 相場の良し悪しに関わらず、じっと持ち続ける。
  4. 自分なりの投資ルールを書き留め、規律を守る。

「投資において最も重要な能力は、知能ではなく、規律である。」

この言葉通り、頭の良さではなく「淡々と続けられるかどうか」が成功の分かれ道。

投資をもっとシンプルに考えて、心穏やかな毎日を過ごしたいですね。

気になった方は、ぜひ本書をチェックしてみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

それでは!


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